流薔園

「物事を遠くへ押しやる時、一切はロマン的になる」(シュレーゲル)

お知らせ

http://kokusaku.exblog.jp/

 私が籍を置いているサークルが今年の12月13日に講演会を開催することになりましたので、一応私のブログでも紹介したいと思います。今回招くことになったのは高崎経済大学八木秀次教授ですが、講演会の説明にあるような教育問題についての指針を知るという目的の他にも、この講演会には含意があります。

 八木教授が安倍政権において、伊藤哲夫氏・西岡力氏・中西輝政氏・島田洋一氏らと共に「五人組」と通称されたブレーンの一角であった点がそれです。解散総選挙が近づき、民主党の大敗と自民党・日本維新の会といった右派の躍進が想定される中で、当然自民党を中心とした政権の成立、安倍氏の内閣首班就任といったシミュレーションも現実味を持つでしょう――というより、専ら今後の政界地図はそうであるという論調で語られる場面も少なくありません。

 そういった情勢下で、安倍氏そして安倍政権のこれまでについて検討を行なうのは極めて有意義ではないか、と私は思います。そして、この講演会についても手前勝手ながらその吟味に資するのではないかと考えているわけです。仮想の安倍政権のシミュレーション――ある意味で、私がこの講演会に期待しているのはそうした役割なわけです。まだ掴みきれない自民党と安倍氏のビジョンを見通すことは恐らく今後の日本のビジョンを見通すことと同義なのではないでしょうか。

 「教育」という主題を持ちつつも、極めて広い射程をもつ講演会であればいいなと思います。何だかこう言うと他人事のようですが講演なさるのは八木先生なので…

 準備で私も忙しかったりしますが、たくさん来て頂けるとその苦労も報われた気持ちになれると思うので来て頂けると嬉しいです。

 さまざまな意味でアクチュアルな講演会であるわけですが、講演会の企画段階であそこまで早く解散が行なわれるとは露とも思っていませんでした…